終いの住い
- Day:2019.10.03 00:34
- Cat:ガラクタ
こんばんは 建築中のお店 今回の台風でも無傷でしたね と奥さんから
凄いすごい ヤッター 今度 旦那さんに褒めてもらわないと と 私
んー もう 褒めてましたよ 不思議だって ????? それ褒められてるの?
とにも かくにも 壊れてなくて助かった 翌日見に行くのが怖かった
途中の 倒れた鉄柱の看板 ぐちゃぐちゃの 屋根のガソリンスタンド 屋根のない家
はらはら ドキドキ 隣のコメリのシャッター グチャグチャ 商品水浸し
私の店 何食わぬ顔して 建っていた オオーッ 無事だったか
戸を 開け 中を確認 ちょっと 濡れてるていど 形見の椿 ちょっと葉少なくなってるけど無事
ホッと胸なでおろす 風が来ても やり過ごせるように 大きく風ぬけ作ってあったから
屋根 壁に 必要以上に圧がかからなかったみたい 竹の林が大ぶん 風受け止めてくれてた様
だから 椿が無事 近隣の大木 薙ぎ倒されてるのに 平屋で 竹と同じ高さ位が
軒先だったので めくれなかったのかな 竹林 大切にしないと 手入れしてあげよう
今はやること いっぱい ちょっと落ち着いてから とりあえず 竹林に感謝
今日も 廃棄場に リサイクルできるもの 集め 別にケチでしてるわけでもなく
使えるモノたちの たすけてー の声が頭に響く 周りの目 とか 世間体などという
承認欲求など 捨ててる自分にとっては 何も恥こともなく 黙々と救出作業
その中に 数枚の額に入れられたままの 写真 かなり古い 戦中の時代かな
軍服を着た男性 家族写真 こんな濡れた箱の中に ほって 置くのも 心に重い
かといって 持ち帰るにも、、、、、 なんで こんなところに 捨てるんだよと ブツブツ
手に取ってそばの 海の見える 防波堤に並べた せめて最後に 太陽浴びて 海 見てください
救出してきた モノたちが いろんな事を語りだす 今までの自分たちの生い立ちなんか
勝手に 頭が想像ふくらまして いるんだろうけど 本当に聞こえてくるんだ
大丈夫 気はしっかりしています みんな 助かった ありがとう てお礼も言ってくれる
万物に 魂やどる 自分もその万物の 一つ もっと助けてあげたい でも限界 許しておくれ