終いの住まい

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窓の外のゴミ溜で  おやじが作業  一昨年の災害級台風で 飛びまくった 波板 

せっせ集め  キープしていた 買うたって こんなもの売ってない クズ屋いけば

ひょっとしたら 有るかも   ジャンクな世界 解る人にとっては  宝物

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波板なので 普通の金切りばさみ では切れない 専用のハサミ  18歳の時に逝った

父親の 形見  だから  大昔の道具   寸法に切りそろえて  北側の飾り壁に

あくまでも 雰囲気だし  それにしても 何でもよーやるわ  自画自賛

捨てられる物が 活けせられた時の快感 そして使い込まれた物の味わい 手に入れ

自分の想い描く 世界を 具現化できたら  自分が喜ぶこと 知ってるから

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トタンも汚いけど オヤジもチョッと くたびれて きたない   それにしてもハサミ使い上手い事