終いの住まい

3

壁板はり  二年ほど雨風に晒し 太陽に晒し  灰色になった檜の床板  高級品

塗装では出せない味わい  ほんと 我ながら よくやるな 根気強い自分

拾い物 もらい物 のチープな断熱材を  高級板で閉じて   イイ感じ

来る日も 来る日も  板を整え 綺麗に晒す為の頑張りが ここに報われる

張り終わり  しばし見入る  目立つ仕事  でも その前に二年の手間

表に見えてる事の 裏側てのは こんな事なのだろう    下準備9割 だな

ロケットの 打ち上げ見てても そお言う事  一人の人間 宇宙に送る為に

どれだけの下準備   でも 表に見えるは 宇宙に行った方  そんな感じ

私の板張りなんかと 比べようもないけど   凸凹張り  きちっとが苦手

心の 趣くままに建築     建築業界では 私 働けません  間違いなく

4