終いの住い
- Day:2018.02.15 12:55
- Cat:家の事
人間社会 一度潰れないとリセットされないようで 嫌でも耳に入るのが 鬱陶しい
人が生きること自体が しんどくて 鬱陶しい事の多い事 そんなこと痛感するこの頃
館山に入る前から こんなお話が 材木などいただけるところあるけど 興味ありますか 有ります有ります
私 館山に入ると あの話無かったことにと 大丈夫ですよ 何か有ったのですかと尋ねる
ログハウスを 自分で建ててた 老夫婦 旦那さん 痴呆にかかり 作業なかばでストップ
三宅島に四〇代で建てた家 火山噴火で流され 六十になり館山で奮起してもう一度


小屋を先に作り そこで暮らしながらの セルフビルド キットなのだけど 二十年経った今
まだ 完成ならず 買い物好きなのかあまりにもの先行買いで 物が溢れる もの凄い
奥さんも 心が定まらず 処分する しないと 悶絶していた様子 八十になり もう無理と決心
そんなところに 群がるハイエナの族 どうぞという言葉に 何でもただで 持ち去ろうと 非礼で卑しき族
いろいろ 話させていただき ある程度の金額で 私が引き取る事に んー 見てられない気持ちが
私を そうさせた お人好しだと 自分でも分かっています 丈夫 神社口の店で生かします 大丈夫です
お店 出来るの 楽しみにしていると奥さん その後 十日間 トラックで13往復



小屋の整理 仕分け 積み込み 場所作り 降ろし 分類 廃棄 ほぼ休みなしに 9時から8時
細かい 金具などの仕分けは 夕食の後 テーブルに広げ分類 業者なら丸ごと捨てる
毎晩 段ボール 10杯くらい 寒さで指もかじかむ 根気も尽きるころ 布団に入り込む
凄い量 整理もここ数年できなくなり ちょっと病気の片りん見受けられる 物が語るように
頭に共鳴する 語りかけてくる 書籍や 写真 書類 メモ 全部処分してほしいとの事
時々 のぞきに 奥さん 愚痴とも 思い出とも わからない事 自分の不安 など 永延と
少し聞きながら タイミング見て そろそろ 陽が暮れる前にと 区切りつけさせていただき 作業に
ご主人に 慣れていた野良猫が 小屋に 私を警戒しながら 立ち去ろうともせず しばらく居る
集めていた 500円や100円 小銭 出て来たので 奥さんに何万円か有るだろう 古い記念コインも
お札は 残念ながらありませんね 有るわけないですよ お金無くなって 私にせびっていましたから
まだ 生きている旦那さんでよかった 亡くなった方なら 高確率で憑依される 憑依体質だから
寒い冬 心も しおれそうな作業 何なのかな 道具だってもう揃って持っているのに 自分に苦笑
壊れた階段の補修なんかの 営繕工事もさせて頂き 喜んで頂だけたみたい
いろーんな お話し お茶いただきながら 修行のような心持で 拝聴 良くも悪くも これからの参考に
半地下の倉庫に眠る 思い出の日用品まで どんどん出していただき いるいらない お答えするのも
限界があり とりあえず 積んで ほぼ 生活館へ 運び込ませていただき 助かりました
なんとか 切りがついて ホッと 腕パンパン へとへと 奥さんに お守りガーデンクオーツを プレゼント
桜のガーデンを いつでも春の心持なんて 気慰め言って 友達に 彼氏からもらったのと言うそうです
明日は我が身にならぬよう 心引き締めて 次回からは 建築作業に集中 諸行無常とわかっていても
坦々と 作業 自分の思い描く処へ 整理 かたずけ 物を集めてしまう 集まってしまう 自分
自分に与えられた 人生のミッションと もう諦め わり切り出来ています でも 疲れるな正直