終いの住まい

三月十日 早朝 羽田空港着 寒ー 荷物の送り 何軒かの商談済ませ 三時過ぎ 息子のアパートへ

ちょっと寝かせてー 無理無理  仮眠をとり  今度は息子に預けていた 荷物の発送  終わったー

近所のピザ屋で 夕食 なれない ワイン 少々いただき  あーだ こーだ と 息子との楽しい ひと時

完全睡眠不足 もう寝ます  ほかほかカーペットの上に 敷布団 敷いて 掛け布団 一枚

おーぽかぽか しかし 夜中過ぎから しんしんと冷気が  背中は温かいのだが 前身が こーなんだろ

冷蔵庫の 野菜室の 野菜くらいに 軽く冷されてる感じ   短時間に 前後ろ横と寝返りうち

温かさの分配を しないといけないと言う なんとも  気を使う睡眠  息子も一枚だから 寒かったろうに

その日は 氷が1センチ位 はって 氷点下になっていた 30度の世界から いきなり氷点下 きついなー

翌日  家内の母が亡くなり 空き家になっていた自宅へ 息子と二人で向う 駅前で久ぶりに 鰻を食べる

まー久ぶりだから いいか くらいの満足度 の昼食   贅沢だな   夕食の買い物 すませ 自宅に

築 三十年  25歳の時に自分で設計して建てた 木造三階の家  かなり建築法上 きわどい家

その空き家に 息子が住むことに  二階 三階 住宅  一階 お店に週に3日開けるような 

店に するとの事  どうぞ 頑張って下さい  まわりには 幼児期 お世話になった人達 幼馴染

あまり ワイワイならないような 店にしないと  住宅街の集まりの中にある家 小規模に 小規模に

そこで 店の内装や作り 私に お願いとの事  終の住まいのほかに  息子の店つくり  きついな

住宅 スペースは 自分でするとの事  店は お願いしますとの事  手伝えよ すごく手伝えよ

高みの 見物してたら 階段閉じるぞ   と   あーだ こーだ ワイワイ 一夜を過ごす

翌日 息子仕事あり 戻る ちょっと 私 疲れ気味  館山行きは 明日に 無理しない 無理しない

7年しか住んでなかったけど 息子が授かり 幼稚園いっぱい ここで 子育て楽しんだ この家

それから 22年 タイに分けあって 過ごしている   一人 感慨深く 昔の思い出のカケラ 物色   

そして 28歳の息子が また ここで暮らすという事になりなした   へーそうなんだ てな 感じ 

家が 彼を 縛ったと言うことは 無いと 思うのですが    それで良いなら   お好きなように

私達は  館山に 近く 隠とん暮らし   おなじ県内 二時間かからず 行き来できる

便利  なんか有ったら お母さん呼べばいい  私は 滅多に 都会にはいかない 行きたくない

さっ 明日から 館山  寒そうだなー  ストーブの前から 離れられるかなー