息子
- Day:2014.12.12 06:00
- Cat:日々の事

忘れてた 忘れてた 先日日本から帰る日に 息子が公演する オモチャフイルム 映写機の公演
弁士 勤めます わが息子 第五回目 たまたま飛行機の時間までに 間があり
ないしょで 見に行く 家内のいつもの 策略 いつもながら かーちゃん こお言うのすき
公演会場の 受付こんな感じ 古いアパートをそのまま ギャラリー や 公演会場に
国立〇美 という 会場 建物もレトロなら 受付もレトロ 前掛けつけた 地味目の女の子
ベレー帽かぶった 絵描きの女の子 6畳の室に 12名定員の 会場
スクリーンは 床の間の 白い壁 うーお‘~ 一歩間違うと 貧乏臭いぞ
早めに着いて 受付の 脇に座らしていただき 周り見渡す 私のストライクゾーン
少しはずれた この感じ 物 ありダナ ん! あり あまぐちさんの お父さんですか?
そうですよ お世話になってます 遠い所 ありがとうございます 挨拶もちゃんとでき
良い受付 時間あるので 通りがかりに見つけた なんだろ 自然趣向の八百屋 乾物屋?
そこで ダンボウルに めずらしい野菜 セクシーなニンジン ハッカ ニッキ 飴 など等 盛り合わせ
彼女達に お土産 ハイ ハッカ と ニッキ 一個づつ ちょうだいね 変なオヤジに
彼女たち はじめ困惑 しばらくすると中で観客の質問 リクエスト そして閉演
一回目の公演がおわり 出てきた お客さん見て 笑った 大正ロマンの女の子
革靴 はかま 着物 このレトロな建物から こんな女の子四人 取材の方
ワケのわからない ファッションの 欧米人 変人の集合会場 をー~ と 私 唸る
でも とっても 雰囲気に あってるよね 受付の彼女たちに いつもこんな感じの
客層ですか そうですね 今日は 特別濃い方 お集まりだったようで と
そうしてる間に 中においでよ と息子の声 私の話し声 聞こえてたらしい
そのガタガタの 窓なら 聞こえるわな お邪魔します この後 本当にお邪魔 します

美大の教授 の 師匠 と初対面 いつも息子が楽しそうな事させて頂いて ありがとうございます
こちらこそ 地味な世界に 引きずり込み 申しわけありません どうです この挨拶やりとり
優樹君は 話し も 構成も 上手で 安心して まかせられます 息子 にやにや
幼いころから 日本作り話し 毎晩聞かせ 育てて来ましたので こんな感じに なったかと 私
そうでしたかと 苦笑い 先生この世界 貧乏 決定ですね でも 楽しそうで 何より
これからも 宜しく ご指導お願いします 面白い事は お金関係無しに 一生懸命 楽しむタイプです
家内からの ミッションなので お写真を パチッ では 開演 待ってます
¥200で買った 婦人物のテーラーワンピースを 改造して 袖なしの つなぎ 中に黒シャツ
黒の蝶ネクタイ 息子の 弁士のいでたち 本当に省エネで楽しんで生きる 息子

目に 入らない ところ そこそこ に 座って と息子座席指定 ハイ ハイ 最前列 窓側
温かい麦茶と 近所の美人ママの作ったドーナッツ が 付いてくる 美人ママの ドーナツ 硬い
隣や周りは 何だろ 少女マンガ趣味のような 女の子や 内気な 女の子 美大生 オタク
そんな顔ぶれ 顔見知りの 息子の友達も 久ぶり 斉藤さん この間 ありがとうね
終いの住まいの 材木受け取り 手伝ってくれた メンバー あらためて お礼
いよいよ開演 師匠の 挨拶 歴史的 な話しへて いよいよ 今日は 父が来ていて
ちょっと やりズライですと 開口一番 手を振ってやる 嫌がらせ あーっと息子
では スタート 古びた フイルム 映写機手回し 師匠 下でフイルム受け取り からまぬように
何週間も まえから フイルム見ながら 言葉探し 構成して 何度も 何度も 作りなおし
今日に 至ること 私は知っている 終いの住まい 日帰りで手伝いに来た 先週も
彼は 徹夜明け 夜中にフイルム回し 言葉を合わせていく 作業 納得いくまで繰り返す
冒険ダン吉 カチカチ山 時代劇 どれも 2分から10分の 短いストーリー
古い フイルム どれもまともに残ってない つなぎ合わせ 一つの流れに 組み立てる
息子 お見事 私の隣りの暗い顔してたおネーさん 口押さえ 大笑いしてたぞ
六本 上映 息子 師匠に 激とばす 優しい事葉で 先生 先生 整理 整頓
絡まって 止まった 映写機 息子慌てず こんなトーク みんなも 笑う 再開
そのうちの 一本紹介 洋物 メリーさんは 七歳 おかーさんにもう寝なさいと
イヤだ 眠くないもん 寝ないとー ココで 話が急展開 それから20年 いきなり
メリーさんは ボクサーに 色白は子供の頃から 対戦相手 黒人の筋肉もりもり
逃げ惑う メリー 黒人ボクサー 高く振り上げたこぶし 振り上げた瞬間 ノックダウン
あたっても ないのに KO メリーさん 20年間 どんな育ち してきたやら
内容的には こんな感じ 笑える ありえない 展開の 話し アホらしくて 癒される
全然関係ない フイルム 痛んでるフイルム 少し使える部分集めての 編集
初めて スターウォーズ 見たとき 以来の 衝撃的な 映像だった みんなも大笑い
上映 終わり 質疑 応答 リクエスト 誰も名乗りをあげないので 私 ハイ ハイ
先生 メリーさん 先生バージョンで オヤジ 大暴れ 先生 やりましょう
みんな ヤンヤ ヤンヤの 拍手 そして先生の弁士 下手 ちーん
いかに 尼口君が 上手いか わかって いただけたでしょうか
その後も 私 質問攻め & 提案 新作作ってください 朽ちゆく モノ 憂うだけでなく
新しい の 作ってください 息子 あじゃー て感じ そして 閉演
飛行機の時間まで あまりない 国立から 羽田空港 遠い
先生 みなさん それでは と 風と共に 立ち去る 息子 塩まけ 塩まけ と 照れ隠し
無事 羽田空港に 椅子にかけながら 待ち時間 息子の事に 思いを 馳せる
かーちゃんに 国際電話 一部始終 報告 良かったねと かーちゃん
翌朝 6時 到着 9時には 会社の問題収拾に 出社 それから 怒涛の日々
SALE 来客 企画展 工場の人事的な事 お金 揉め事 生産依頼
翌日 どうだったと息子 電話かけてくる 面白かったと 一言でいうと ずいぶん雑なお答えと
かーちゃん 電話代わり 今ね会社で大問題発生 後でまた 電話するねー
少し 落ち着いた翌日の夜 電話を入れる 一時間ほど 坦々と 感想や気がついたこと 語らう
かーちゃんに電話代わり かーちゃんとも少し話し 終わりがけに どうもありがとうございましたと
私に 言っといてとの事 照れ屋な 息子 私も照れ屋 お互い かーちゃんに
伝えておこう そのほうが 照れくさく無いもんな かーちゃん 宜しく